●はじめての青いケープ●
私がはじめてケープを身につけたのは、20歳になって間もない頃のこと。コートを買ってくれるという母と、久しぶりに買い物に出かけました。なかなか気に入るコートが見つからないまま、ぶらぶらとウインドウショッピング。そのとき、通りがかったブティックのディスプレイを見て足が止まりました。目の覚めるようなロイヤルブルーのコート!吸い寄せられるように私は店内へと入っていったのです。
手を触れて見てみると、他のコートとはまったく違う形です。「あれ?袖がない。これマントなの?」と母と首をかしげていると、店員さんが「ケープですよ」と教えてくれました。オフホワイトもありましたが、私が選んだのはやはり青。それからはお気に入りで、どこへいくにもそのケープで出かけたものです。友人たちにも「おしゃれなお嬢様みたい」と評判が良かったですね。
(大阪府在住 なほみさん29歳)
●カシミヤで手作り●
近ごろの私は子育てに追われ、おしゃれどころではありません。子どもたちの服を手作りすることだけが、ささやかな趣味といえるかも。
先日、近所の布地屋さんに柔らかくて温かそうなケープが見本として飾られていました。ケープの横には「生地をお買い上げの方に、ケープの型紙を差し上げます」の文字。見本を肩にかけて鏡に映してみると、なかなかいい感じです。「よし。たまには自分の服も手作りするぞ」と決めました。
早速、白いカシミヤの生地と、同色の縁取りテープを買い求めて帰宅しました。子どもたちが眠ってから作業をはじめて3時間。思ったより簡単にできたし、仕上がりも上々です。長男の授業参観に手作りのケープを着ていくと、女の子たちがちらちら私を見て「さとし君のお母さん、かっこいい」とひそひそ。私はもちろん、心の中でニンマリしました!
(千葉県在住 えりこさん 33歳)
●シルクシフォンのケープでピアノ伴奏●
5年前、地域の小さなコンサートでピアノ伴奏を頼まれました。「衣装もないし、どうしよう」と慌てふためいてデパートへ。ドレスは見つかったものの、肩と腕がむき出しになったデザインです。会場はきっと寒いし、なんとかしなくちゃ。最初に心惹かれたのは、毛皮で作られたミニケープでした。でも舞台衣装としては少しカジュアル?
迷っているとき、紫のシルクシフォンで、キラキラしたラインストーンのついたケープを発見。うれしくなってすぐに買ったのです。
手出し口がついていたので、演奏中にずれてしまうこともなかったし、見た目よりずっと軽くて温かい。なかなかいい買い物をしたと大満足でした。シルクシフォンのケープはその後、ちょっと着飾ってコンサートを聴きにいくときに着ています。何歳になっても色鮮やかなケープをさらりと着こなせる女性でありたい、というのが私の理想なんですよ。
(東京都在住 けいこさん 48歳)